デザインについて

2018年1月2日

2010/12/01
先日、アトリエ新松戸に多摩美の先生方をお招きして、進学説明会を開催しました。いろいろ興味深いお話をうかがえたのですが、その中でも、環境デザインの岸本先生のお話が心に残りました。
産学協同事業で商店街にベンチを設置するというプロジェクトを行っていたとき、学生達は「どんな人がこの商店街を利用しているのか?」「導線はどうなっているのか?」など、ユーザーリサーチから始めて「この商店街に合うベンチはどんな形で、どこに設置すれば良いのか?」という視線で作業をしていたのですが、商店街の人達は「市販のベンチを買ってきて、それに絵を描く」位のことしか考えていなかったということでした。
美術予備校やカルチャー教室だけでなく、デザイン業務も行っている我々ですが、思い当たる節はいっぱいあります。クライアントはついつい「見た目にかっこ良いもの」「自分が思い描くもの」を求めがちです。しかし「必要とする人にサービス、もの、情報を届ける」という視線から考えると、それは独りよがりなものだったりします。
それをより良い形にするのが「デザイン」の力ですが、相手の見える環境にいなければ、それもなかなか難しいものでしょう。だからこそ「広告代理店」なるものが力を持つのでしょうね。あちらこちらに話が飛びました。
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