社長業

2018年1月3日

高校・大学と同窓だった悪友が、このたび代表取締役に就任したという。
千葉の内陸部で建設業を営む家の3代目として、必要な帝王学といえるよ
うな教育を十分に受けた上での就任に見えるが、きっと僕からは分からな
い苦労も多かったろう。何はともあれ、おめでとうございます。
今のアトリエを立ち上げる前、前身の予備校はずいぶん経営的に逼迫して
いた。結局、多くの関係者に無理をお願いして「再建」よりも「再生」を
選び今日に至っているのだが、その前に彼にも相談に行った。晩秋の日曜
日、ローカル線を乗り継いで彼の地元に行ったときのことを覚えている。
貧すれば窮する。その時は正直なところ資金繰りという目的もあったが、
切り出せなかった。(おかげで今でも関係が保たれているのだろう)その
時彼から聞いた「いざとなったら(最後は)自分でツルハシもって現場に
行く」という言葉は心に響いた。今では僕の座右の銘だ。
社長就任にあたり「修身斉家治国平天下」という言葉を自身のブログで紹
介しているが、僕にとってはやはり「ツルハシ」のエピソードだ。トップ
がどれだけ腹をくくれるか?そういうことだろう。この一言で現在に至る
第一歩が踏み出せた。当時のことを思い出しつつ、彼と会社の発展を願う。
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☆HPO:個人的な意見ココログ版
彼のブログ。アクセスは僕のところより遥かに多いはず。