県立松戸高校体験入学

2018年1月2日

2012/08/26
アトリエの中学生クラスには、学校の美術の授業だけでは物足りない子達だけでなく、美術高校進学を目指す中学生も通ってきます。夏休み期間中には20日から24日までの夏期講習会も開催しました。今年は受講生の美術IQも高く、なかなか盛り上がった講座になりました。
そして、講習会あけの土曜日には地元の県立松戸高校の体験入学があり、夏期講習会生の多くが「県立松戸高校はどんな雰囲気で、どういう授業を行っているのか?」といったことを確認するために参加しました。今日は夏期講座の受講生の親御さんを対象にした保護者面談を行ったのですが、その中で聞こえてくる言葉はやはり千差万別でした。
県立松戸高校の芸術科は、正規の授業以外にも、始業前の朝実技や放課後の語学の補習等かなりタイトなスケジュールで「スパルタ」ともとられるようなカリキュラムを組んでいます。そしてそれを体験入学の席でも「これについて来れない生徒は受験しないでください」と宣言しています。生徒集めに苦心惨憺している私学や我々予備校業界からしてみれば、うらやましい限りです。
しかし、この松高の説明会を受けて、当然と言えば当然なんですが、その教育方針に共鳴してさらに行きたい気持ちを確かにした子もいれば、反対に「これまで行きたいと思っていたけどやめます」と宣言した子もいました。人生にあらかじめ決められた最短ルートとか正解はありません。様々な条件を勘案して、そのときの自分にとってベストな選択肢はどれか?と言う問いに自ら答えなければなりません。
我々としては、過去のケーススタディーをもとに、将来の大学進学や就職活動まで見据えた情報提供をして、少しでも良い選択ができるようにサポートするしかありません。とにかく、目の前のことに捕われすぎずに、ぜひ将来のことまで考えて本人が最終決断を下せるように、親御さんはサポートしてほしいと思います。
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