大学全入時代

2018年1月2日

2009/02/07
前の記事にも書いたように、昨日は千葉県の公立高校の特色化選抜試験(昔の推薦試験と考えてもよいでしょう)でした。県立松戸高校の芸術科には3.4倍という高倍率がつきました。ほんとうに狭き門です。例年、学力による選抜試験(同じく昔の一般試験)では一気に1倍程度まで競争倍率が下がるのですが、それも受験生の動向次第。できればここで合格を決めたいところです。
しかし、県立松戸や千葉高のように高倍率の学校がある反面、同じ千葉の県立高校でも1倍を割り込むところもあります。また、茨城県の推薦試験では20名定員のところに1名しか応募がないという高校もあるようです。少子化と私学人気の中、なかなか需要と供給のバランスを取るのは難しいようです。
同じ日に女子美術大学の合格発表もありました。大学発表の資料によると、いくつかの専攻では受験生のほぼ全員が合格していました。統計上は倍率1倍ですが、実質定員割れになる可能性も高いと思います。B日程試験でどのくらい募集をかけるのか注目したいと思います。
女子美術大学は、受験時期が早いということもあり、比較的人気のあるデザイン学科でも67名定員のところ、200名を越える人数を取っています。それでも入学辞退者が多いため、補欠者にも繰上合格が回ってきます。これは今年、昨年に限ったことではなく、ここ数年、同じような統計になっています。まさに、大学全入時代です。そんな中、我々受験予備校はどんなサービスを提供していくべきか、考えていかなければと思います。
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