変化

2018年1月2日

2012/03/24
大学全入なんて言われている今日この頃ですが、一部美術大学の人気専攻ではいまだに10倍を超えるような高倍率で、その辺りを目指そうとすると、かなりみっちりと実技の勉強をしなければなりません。
アトリエの現役高校生を対象にした夜間部の授業時間は、夕方5時半から8時半まで。デザイン・工芸科と油画科は原則毎日登校なので、けっこうシビアなスケジュールになります。しかし、そうしなければしっかりした基本が身につかないことも事実です。親御さんの中にはあまりにタイトなスケジュールにひいてしまう方もいらっしゃいますが、喩えとして「全国大会を目指すスポーツ部がどのくらい練習してますか?」と切り出すと、割と納得していただけます。
しかし、平日の夜間の時間帯に通えない学生も少なくありません。そういった学生は土日受験科をすすめています。結果、様々な事情を抱えた学生が通ってきます。
その土日受験科で、いつもやる気があるのか無いのかわからない態度だった学生が、今日はむちゃくちゃ素直&真剣に課題に取り組んでいました。本来こうあってほしいのだけど、彼女にいったい何があったのか?謎です。願わくば、この状況がこの後試験まで続いて欲しいと思います。
10代後半の若い世代は、一晩で考えや立地点が変わってしまったりします。確率的に低いか高いかは置いておいて、その可能性を信じてあげるのも教える側の責務だと思います。件の学生は明日も登校するはず。今回の変化を見極めつつ、次なる手だてをできればと思います。
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