ポテンシャルと進学意思と

2018年1月2日

2012/03/22
久しぶりの更新です。国公立の後期試験対策および様々な学生のフォロー、そして受験部の新規学生募集と慌ただしい日々が続いています。「芸大の発表が終わったら、夜間は自分の制作三昧!」という目論見は見事に崩れました。次の搬入は5月19日の新象展。さて、これからどう組み立て直したものか。
それはさておき、今日は、日程の擦り合わせが上手くいかず、3学期中にできなかった基礎科の学生の三者面談を行いました。昨年の10月に入学はしたものの、学校の勉強との兼ね合いで欠席の多かった学生です。しかし、造形的なポテンシャルは非常に高いものがあり、各コースの講師も期待をしている学生です。
最初、ムサビに行きたいと言うことでアトリエの門を叩いたのですが、作品のクオリティーがとてもすぐれているので、「休みがちだったから完成している作品は少ないけれど、そのクオリティーや制作過程の姿を見るにつけ、藝大とか目指してもイイんじゃない?」という筋書きで臨んだのですが、本人からはまったく違う大学名が出てきました。
「どの大学に行っても最後は自分次第」と言ってしまえばその通りなんですが、それでも藝大やムサビ、多摩美といったブランド校はそれなりのことはあると思います。同席されたお母さんも「誰でも入れるとこより、難関校にチャレンジした方がイイんじゃない?」とおっしゃっていました。
そろそろ自我も確立している年頃です。こちらからあまり強引な無理強いは出来ません。それでも彼ら、彼女らが想像できないであろう、美術やデザイン業界での未来の姿に関するデータベースを我々は持っています。それをどう活かすか。今日は予想外の反応でしっかりと伝えられなかったことを、明日以降は本人、親御さんに伝えていかなければと思います。
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