中学生夏休み実技講習(その3)
3日間の実技講習もはや最終日。あっという間だ。鉛筆の持ち方はさすが
にこの短期間では直らない。今後地道に取り組んでいこう。最後の着彩の
モチーフはスイカと虫取り網、ラムネ、水玉の布と夏休みを意識したもの。
アクリル絵具を使って、まず画面全体に薄く彩色を施してから始める。
ほったらかしという訳ではないのだが、なるべく自分で考えて描かせるた
めに、アクリル絵具の性質と道具の管理について説明した以外は、具体的
な指示はほとんど出さなかった。様子を見ていると各自いろいろと工夫し
て描いている。「待つ」ということも重要な教える側の資質だろう。
午後に面談を行い、今後の勉強方法について個別にアドバイスする。とこ
ろが、面談中そわそわ落ち着かない子が。なんでも、昨日の着彩で失敗し
たので、今日はどうしてもなんとかしたいとのこと。1枚1枚で結果を出
すことよりも、こうして連続性の中で成長していくことの方が大切だ。
最後にみんなの作品を並べて講評会を行う。その後、モチーフのスイカを
みんなで分けて食べた。ささやかな打ち上げだ。受講生にとっては「一日
中絵を描く」ということが、何より新鮮だったようだ。みんな最後まで集
中して制作できていたので、来年はもう一日増やしてもよいかもしれない。
それぞれに工夫して、様々な技法にチャレンジしていました。
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