カラーマッチング

2018年1月3日

カルチャー教室の生徒さんの中には、生花をモチーフに描きたいという方
もいる。花や野菜のようなナマモノの難しさはなんと言っても保管だ。特
に油絵のある程度大きな作品を仕上げようかと思うと、2~3ヶ月はかか
る。当然最初に描いていたモチーフは朽ちてもうなくなっている。
そんなときはスケッチや写真を資料とするのだが、カメラの扱いになれて
いないと不用意にフラッシュを焚いてしまって、通常とは違う陰影が出来
て使い物にならないということが多い。その辺りがプロとアマの違いだろ
う。ボタンを押せば何とかなると思うのは大きな間違いだ。
とはいえ、毎回プロのカメラマンにお願いできないので、僕が代役を果た
すこともある。所有のE300はエントリーモデルとはいえデジタル一眼。
光量の足らないときは、ストロボのバウンス撮影なんかを使って自然な光
を手軽に再現できるので、生徒さんからは結構重宝がられている。
とはいえ、カラーマッチングは難しい。ディスプレー上で「美しい」画像
を出力してみたが、実際のモチーフと大きくかけ離れたりということもあ
る。先日も生徒さんの資料を二度三度出力し直した。印刷工程でもディレ
クターという職業が存在する意味が分かるようになった今日この頃だ。
060414_01.jpg  060414_02.jpg
最初は左のものを提示。生徒さんの要望にあわせて焼き直したのが右。
日々勉強です。
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