将来を見据えて

2018年1月2日

2012/01/25
夕方、以前土日受験科で担当していて、冬期講習会から基礎科に移った学生から、進路についての相談を受けました。
土日受験科在籍時は、将来自分が何をしたいのかアヤフヤで、それ故か進路についても親御さんの挙げる種々の条件を第1に考えていました。その中で、指導スタッフとしては、それまで制作してきた作品に対する意気込みや関心の度合いを見て、絵画系学科への進学が良いのではとアドバイスしていたのですが、今日は「将来、建築にかかわる仕事に就きたいので、どの大学のどの学科を目指せば良いか相談したい」と、ハッキリと自分の主張がありました。
親御さんから示されていた最大の条件である「自宅から通学すること」という点についても、「それにこだわっていたら、自分のやりたいことができないし、そもそも就職がおぼつかないので、これからちゃんと話し合っていきたい」と言っていました。
正直「ずいぶん大人っぽくなったな」と思いました。あまりの考え方の変化に、その理由を聞いてみると、11月に行ったGoogleのデザイナーでアトリエ新松戸OBの、石塚さんの講演会で、「大学で学ぶこと=将来の自分の仕事」という図式を強力に印象付けられて、それまでなんにも考えていなかった自分自身に危機感を覚えたそうです。
彼女の決断は、親御さんの考えていた彼女の人生プランとは、かなり違うものかも知れません。しかし、何かの縁であの講演会に参加したことで、自分の将来について深く考え始めたことは、とても意義のあることだと思います。しっかりと話し合い、お互いに納得のいく答えを出して欲しいと思います。専門性の高いジャンルなので、わからないことがあれば、いくらでも相談に乗ろうと思います。
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