受験機会

2018年1月3日

2008/02/27
月曜日は武蔵野美大の一部と、多摩美大の合格発表でした。両校は言ってみれば美大界の早稲田・慶応。大学全入時代とはいえ、学部・学科によれば10倍以上の競争倍率になる難関校です。その発表の日となれば、毎年のことですが、やっぱりドキドキします。受験した学生達がみんな良い結果になれば良いのですが、そういう訳にはいきません。当然のことながら、今年も悲喜交々の模様がアトリエのそこここで展開されました。
両大学とも今年から自前の学力試験を課す一般方式の他に、センター試験の点数を組み入れるセンター方式を本格的に採用しました。一般方式とセンター方式とも、実技試験は共通になっているので、多少受験料は多めにかかっても両方に出願する受験生が多数になることが予想されます。必然的に重複合格の数も増え、補欠繰り上がりが増えるかも知れません。
センター方式の採用は、受験生側からみれば受験機会が増える訳で、それはそれで良いことかと思います。(親御さんにとっては受験に関する支出が増える訳で、負担増につながりますが…)実際、英語・国語+実技からなる一般試験では難しいと思っていた学生がセンター方式で補欠の上位に入っていたりします。とにかく、選択肢は本当に増えてきています。
少子化の流れの中で、当然美大受験者数は減ってくるでしょう。しかし、表現行動は人間として必要不可欠なものです。そこに注目しつつ、僕たちは様々な事象に可能な限り早く反応して、一人ひとりの人生選択にとって有効な素材を提供していきたいと思います。
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