東京芸大卒業制作展・2

2018年1月2日

2013/02/06

前回のエントリーに引き続いて、芸大の卒展の話題です。

アトリエ新松戸からは、毎年一人とか二人とか、ごくごく少人数ではありますが、芸大に学生を送り出しています。当然のことながら、彼ら、彼女らは4年後に卒業を迎え、卒業制作を展示するのですが、欲目かもしれませんが、アトリエの卒業生たちの卒業制作はクオリティーが高いと感じています。

今年は、芸大デザイン科を卒業する内田さんが大学美術館の買い上げとなりました。内田さんは、現在、アトリエ新松戸スタッフとしてデザイン・工芸科と土日受験科を手伝ってもらってもいます。それだけに、うれしさも格別です。

内田さんの作品はこちら↓

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人体部分は、ライフマスクの手法で型取りし、和紙に障子糊を混ぜたもので成形したそうです。ここまで精巧な形態ができるとは、本人もビックリだったそうです。蛾は和紙を焦がしてさまざまな濃度の焦げ目を作り、それを張り合わせて作ったそうです。その根気強さには頭が下がります。

芸大美術館の買い上げとなれば、いわばパブリックコレクション。作品をしっかりと保管してもらえるということだけでも、羨望の念を禁じ得ません。卒業生の努力の結晶による新しい第一歩だというのに人間というのは、欲深いものです。

卒展には、一時期「学生の展覧会だから…」という気持ちから足を向けなかったこともありました。しかし、彼ら、彼女らの作品と対峙することによって、自分の学生時代の至らなさを顧み、死ぬまで現在進行形で常に努力していかなければならないことを再認識するために、足を運んでいるのかもしれません。

今年の芸大卒展のイメージサイン。結構気に入っていました。

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