名古屋ボストン美術館(帰省その5)

2018年1月3日

昨日は海水浴の後、妻の実家(尾張一宮)へ。慌ただしいが、今日が僕の
帰省最終日になる。娘と妻は華原朋美主演のミュージカル「赤毛のアン」
にいくことになった。二人が観劇している間、僕と義母は名古屋ボストン
美術館
で開催中の「愛しきひとびと」を見ることにした。
会場に入り、目についたのは子ども達へのサポートだ。名古屋芸術大学と
共同で教育プログラムを立ち上げ、ワークショップやギャラリートークを
展開しているらしい。エントランスに子ども向けのQ&A用紙や解説など
を用意して、小中学生でも飽きさせない工夫が随所に見えた。
この展覧会は「ひとのすがた」に焦点を当て、洋の東西、時代を問わずい
くつか設けられたテーマに合致する作品をブースごとにまとめていた。展
示のなかで、ルノワールの「ブージヴァルのダンス」、ドガの「14才の
小さな踊り子」、周季常の「施財貧者図」といったところが目を引いた。
面白かったのは、ロダンの「永遠の青春」。この作品は「豊満で若々しい
裸婦を男性が抱きしめ接吻をしている」というちょっと刺激的な表現。中
学生くらいの女の子達は、興味津々だけど正面から見ることが出来ず、照
れくさそうに反対側のルノワールを見ていた。年頃ってことでしょうね。