弱者の戦略

2018年1月2日

2012/08/07
ロンドンオリンピックもそろそろ佳境に入ってきました。各競技ごとに熱戦が繰り広げられていますが、やはり男女のサッカーが気になります。
今回の大会では日程の関係で、女子がやった次の日に男子というローテーションになっています。それが、なんだか応援する側のリズムにもなってきて、相乗効果というか、独特の高揚感を生んでいるような気もします。とにかくここまでオリンピックのサッカーで世の中が盛り上がっていることは、これまでに経験がありません。
なでしこは前回のWCで優勝したこともあり、一部マスコミでは「優勝して当然」というような論調の記事もあるようですが、昨日(今朝)のフランス戦や、その前のブラジル戦を見る限り、そんなことはない。あのレベルの戦いでは、対戦者は両方ともタイトロープの上にいるんだなと感じました。
そもそも前回WCでなでしこが優勝できたのは「弱者の戦術」を徹底したからだと思います。それは今回の男子U23も同じで、自分たちでディフェンスラインからパスをまわして攻撃を構築していくのではなく、前線の守備から高い位置で相手ボールを奪い、永井というリーサルウェポンによる一発カウンターを狙うという「リアクションサッカー」に徹しているからこそ、すごみを感じるのだと思います。
勝負事の面白いことは、常に強い側が勝利するという訳ではないということです。特にトーナメントでは、一発逆転があります。勝てば官軍。そこを虎視眈々と狙う。真剣勝負だから、待ったなし。やったもん勝ち。実はそういう意識が、これから社会に出て行く人には必要なのでは?と、零細企業のリーダーとしては思います。だから、がんばれ日本!
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日記

Posted by hideta