ナビスコ
久しぶりにサッカーの話題です。リーグ戦、天皇杯と並んで「国内3大タイトル(って呼称があるとは知りませんでした)」の一つ、ナビスコカップの決勝が行われました。解説者は「走るサッカーの千葉」VS「繋ぐサッカーの鹿島」という、チーム戦術の違いをポイントに挙げていましたが、正にその通りの試合になりました。(そういえば、Jリーグ元年で優勝したときの鹿島は「走るサッカー」と言われていました。いや、時代の流れを感じます)
鹿島はJリーグ通算10冠を、千葉は昨年に続いてナビスコ連覇をかけた戦いは、テレビ観戦していても内容の濃さに思わず引き込まれてしまうものでした。試合は一進一退を繰り返し、残り10分で千葉が2点を決めて勝利を手にしました。スタンドには鹿島の赤と千葉の黄色がほぼ半分ずつ陣取っていて、「Jリーグのお荷物」と言われ続けたチームが、よくぞここまでになったかと感慨深かったです。
大会のMVPには千葉の水野選手が選ばれたようですが、僕にとっての今日の試合の「マン・オブ・マッチ」はハース選手の故障で途中出場した坂本選手でした。左サイドで精力的に動き回り、ボールを奪っては味方にはたき、そのリターをもらうために走り、そしてまたパスを出す。そんな一見地味な動きを徹底して繰り返すことで、後半になって鹿島に行きかけた流れを引き戻したのだと思います。相手選手と交錯して目の上を切りながら、包帯をしてプレーする姿は、まさに「闘将」という言葉がぴったりで、きっと味方選手も鼓舞されたに違いありません。
試合が終わって、レッズファンのS先生に「千葉、ナビスコ優勝!!」と、メールしたら「良い試合でした!良く動いて一瞬を狙いましたね!」との返事が返ってきました。リーグ戦での優勝はすでにありませんが、これから始まる天皇杯、そして来期に向けて更にステップアップすることを祈ります。
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