藝大大学説明会

2018年1月1日

東京藝術大学では、他の大学でおこなわれているような「入試相談会」や「大学説明会」をこれまでおこなってきませんでした。しかし、少子化の影響もあり、美術学部の各学科の受験倍率がピークの半分以下に落ち込んで生きた昨今、さすがにお尻に火がついたのでしょう。今年は初めての試みとして一部の学科・専攻で「大学説明会」が、9月最後の土日に開催されました。

入試で制作された作品も専攻によっては展示されるとのことで、アトリエ新松戸からも学生、そしてスタッフが多数参加しました。説明された内容は、国立大学によくあるパターンで、印刷物に掲載されていることの繰り返しで、突っ込んだ質問には「まだ決まっていない」とか「答えられません」ということだったようです。それでも、こうやって新しく一歩を踏み出そうとしている姿勢は評価すべきものだと思います。

会では、各学科・専攻を紹介するパンフレットが配布されたのですが、油画科のパンフレットにはアトリエ新松戸OGで、現在4年生の大柿さんの作品が紹介されていました。トップ画像はそのページを撮影したものです。

大柿さんには一昨年の冬期講習会のパンフレットのメインイメージづくりにも協力してもらいました。
2011冬期講習会パンフレット

今年の卒業制作展で各大学で優秀な賞をいただいたOBやOGの姿と重ね合わせて、「うちの卒業生達はがんばっているな〜」と改めて思いました。彼らの後ろ姿をみながら、今いる学生達がさらに努力していってくれればと思います。