模試もし?

2018年1月2日

2012/05/17
月曜、火曜と昼夜間部合同で「代ゼミ全国センター模試」を行いました。美術大学の受験は実技が有るとは言え、多くの大学で国語、英語の学科試験も課されます。また、近年は「センター方式」と言って、センター試験で高得点を取った2教科の点数を採用する方式もあるので、いろいろな方向から学生たちの学力を把握する事は必要不可欠な事です。
今年の大学入試センター試験では、試験問題の配布ミスなどいろいろとトラブルが起きました。「代ゼミセンター模試」でも、センター試験の受験環境に合わせるため、申込段階からの手続が前年度からずいぶん変わっていて、戸惑う事も多々ありました。正直「こりゃミスも起こるわ」と感じました。
特に「数学」「理科」「社会」の受験科目の細分化と、受験機会の複数化が、諸々の手続の煩雑さに直結しているように思います。しかし、受験生に便宜を図ったはずなのに、受験生自身から「先生!日本史AとBではどこが違うのですか?」という質問が出るくらいに、本人たちも把握できていない実情もあるようです。
何でもかんでもセンター試験に求めているところがあるのかな?とも感じます。しかし全てにおいて有効な試験などありません。センター試験に関しては、あくまでも「基礎的な学力の確認」という基本方針に則って、なるべく細分化はしない方が良いのではないかと思います。出来ればゼネラリスト育成のために、国公立大学に関しては5教科受験を義務付けた上で、専門性については大学ごとの個別の入試問題で対応すると。
これを「5教科7科目必修だった共通一次世代の遠吠え」と言う人はそれはそれでイイと思うのですが、これだけ進学しやすくなった現状だからこそ、国公立と私学の色分けをすることに意義があるのではないかと思います。
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