夏期講習会に向けて

2018年1月1日

今日も猛烈に暑かったですね。受験部の学生はともかく、カルチャー教室の生徒さんにはついつい「無理しないでくださいね」なんて声もかけたくなります。ちなみにトップ画像と表題とは全く関係ありません。妻の実家から送られてきたキュウリです。素人の栽培とはいえさすがは露地物。味も香りも強くておいしいです。特にお漬け物が。。。

さて、夏期講習会スタートを22日に控えて、申し込み手続で窓口はバタバタとしています。今年の傾向として、すでに他の美術予備校に通われている方から、「AOや推薦入試を受けたいのだけれど、その対策を今通っている予備校ではしてくれないので、何とかならないだろうか?」というお問い合わせがチラホラとあります。

アトリエ新松戸としては、AO、推薦、編入に特化したカリキュラムも打ち出しているので、当然お受けします。
アトリエ新松戸のAO、推薦、編入試験に対する取り組みはこちらから↓
AO・推薦・編入対策|アトリエ新松戸
AOや推薦は試験期間が早いとはいえ、最後の試験が11月と言うケースもあるので、できれば最後まで見てあげたいのですが、予備校業界の通例として、すでに年間の授業料を支払っているので、夏期講習会は受講するけれども、その後はもとの予備校に帰るということになりそうです。何とも複雑な気分です。

お話を聞くと、そういった予備校では現場の指導を主に現役の芸大・美大生がおこなっているとのこと。彼らはいわゆる受験エリートで、すばらしい技術と将来性を持っているのでしょう。我々も優秀なOBにスタッフとして手伝ってもらっています。しかし、AOや推薦入試だけでなく、大学受験は100メートル競争の「ヨウイ・ドン」ではありません。

言い方は悪いかもしれませんが、大学側のさまざまな事情によって、その大学・専攻ごとにある特定の傾向を持った学生を確保しなければならないのです。そのときに必要とされるスキルやパーソナリティーは、当然受験エリートが自分の受験のときに求められるそれとは違ってきます。その辺りの「採る側に事情」を現役の学生スタッフに求めるのは、無理と言うか不可能だろうなと思います。

それぞれの予備校に特色、強みはあります。しかし、すでに、美大入試も「一定の修練を積んでいない受験生を落とす試験」から「才能をすくいあげる試験」になっています。この夏の状況を見るにつけ、その辺りのことを良くご理解いただいた上で、予備校選びをしていただけたら良いのになと思います。