海図無き航海

2018年1月2日

2012/09/10
別に大冒険物語をしようとしている訳ではありません。今月16日、17日に開催する「アトリエ新松戸自由制作展2012・imagination」の作品制作のことです。毎年のことながら、期日が1週間を切っているにもかかわらず、展覧会の全容はまだ見えてきません。お客様を迎える側としてはヒヤヒヤものです。
学生達は積極的に制作に立ち向かってはいます。昼間部油画科の二人などは「とにかく大きな作品を描きたい!」という思いから、一人はF100号のキャンバスに、もう一人は100号オーバーの自作のパネルに描いています。その意気や良しです。しかし、制作は迷走を続けています。さて、本当に期日までに完成するのでしょうか?
先週金曜日にアトリエのツイッターアカウントで「一人分の料理はおいしく作れても、20人分の料理を一度に用意するのには、かなりの経験がないとできません。100号の大作を描くって言うのは、そういうことです。アトリエのみんなは、まだ一人前の料理もおぼつかないのだから、後は労力をかけてなんとかするしか無いんですよ。がんばれ!」という激励ツイートをあげたのですが、反応があったのはOB達のみ。一度や二度は修羅場をくぐらなければ作品を発表する怖さは、本当の意味ではわからないということでしょう。
しかし、この道は自分自身も通ってきた道です。赤っ恥をかくまで気がつかない人間は気がつかないものです。でもその気づきが大切です。なので、学生達の自主性に任せて「あ〜やれ、こ〜やれ」とはなるべくいわないようにしています。しかし、地域の方や近隣の高校生にも招待状を出している展覧会です。プロモーション的にはよろしくないかもしれません。しかし、ここで必要以上に干渉しては趣旨に反します。腹をくくって、連中の火事場の馬鹿力に期待することとしましょう。みんな、がんばれ!
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