ギャップ

2018年1月2日

2011/11/06
今日、中学生のクラスに美術高校受験希望の3年生が2名入りました。もう11月なので、受験ということで考えれば、準備期間は決して長くはありません。女子美高などでは、夏休みの講習会から始まって、今週末の作品講評会と、12月の進学相談に向けた情報収集を本格化させています。
中学生あたりだと、廻りの状況と自分の立ち位置を客観的に分析することは難しいものです。勢い、自分の感覚(勘?)に頼った意思決定になりがちです。親御さんも、「美術は才能のものだから」なんて言ったりします。
しかし、入試レベルで必要とされる資質というのは、それほど特別なものではありません。採点基準も、採点者一人ひとりの感覚ではなく、共通認識にもとづき、論理的に構築されたものがあります。そういった意味では、クリアするべきポイントを押さえればなんとかなる世界です。
なので、親御さんから「あと2月3月で上手くなるとは思ってはいません。しかし、なんとかチャレンジさせてあげたい」なんて聞くと、「ちょっと違うんだけどな〜」とか思います。それまで考えもしなかったことを提供する訳なので、理解は格段に進みます。アートやデザインの世界のブラックボックスの闇は、それほど深くはないのだよと…
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