予備校は誰のもの?

2018年1月2日

2009/03/15
2月3月の土日には、無料体験入学として、これからアートやデザインの道を志す人を対象にしたデッサンの体験授業を行っています。年度末ということもあり、初心者だけでなく、これまで他の予備校で勉強していて結果の出なかった人なんかも参加しています。
各予備校にはそれぞれの指導方針があります。我々にも「一人ひとりを大切に」というテーゼがあります。「自分が何を教えるのか?」ということ以前に、なによりも「その学生が何を求めているのか?」徹底的に話を聞いた上で、進路指導、実技指導を行うというものです。その成果として、難関校といわれるムサ美や多摩美に数多くの現役合格生を出せるようになりました。
芸大・美大受験は、多くの場合、受験生とそのまわりに身近なサンプルとなる人がいないため、手探りでのチャレンジとなる場合が多いようです。それをサポートするのが我々美術予備校なんですが、体験授業を受けた学生の話を聞いていると、一部では受験生本位というよりは、自分の教えられることだけを伝授して、それで結果のでなかった学生に対しては「美術の世界はそんなもんだ」と言っているところもあるようです。
教える側の立場にたてば、自分の得意分野だけやっていければそれは楽です。でも、社会状況や目の前の学生は日々変わっていきます。教える我々も日々変わっていかなければダメなのです。
現在、webで公開している合格体験記のインタビューをしていると、学生達の満足度はかなり高いのではないかと感じています。このことに満足することなく、さらに親御さんも含めたニーズを掘り起こし、指導に活かしていかなければと思っています。
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