運命的な出会い

2018年1月3日

30日に武蔵野美術大学から来ていただいた先生方は、それぞれの専攻で
中核をなす重要人物ばかり。迎える側としてもずいぶん緊張した。全体会
で印象に残った言葉。及部先生「デザインとは祭りを企画するようなもの、
まず自分で声をあげなければ何も起こらない」
篠原先生「見えないものを見えるようにしていけるのが映像の魅力」、赤
塚先生「自分一人で出来る範囲で作ったもので、世界に新しい可能性を提
供出来るのが作家の魅力」細かな文言はともかく、そんな内容だったと思
う。言葉の重みが違う。学生たちはぐいぐいと引き込まれていった。
僕自身が油絵を専攻していたこともあり、分科会では赤塚先生のお話を聞
いた。油絵学科のポリシーや入試での注意点など一通りお話しいただいた
後、学生の作品を講評していただいた。予定していた時間を1時間もオー
バーして終了。学生だけでなく、僕にとっても貴重な経験だった。
この説明会をきっかけに、早速変化が現れた。総合受験科に所属するKさ
んは、つい最近までデザインとファインで進路を迷っていたが、赤塚先生
の話を聞いて決心がつき油画科に移籍することになった。彼女にとっては
運命的な出会いだったかもしれない。下した決断をやり抜いてほしい。