アトリエ改修

2018年1月3日

昨年、デザイン工芸科は1つのアトリエをパーテーションで仕切り、芸大
コースと私大コースに分けて授業を行った。ところが、今年の油画科夜間
部生の生徒数は昨年の倍以上。とても今までのアトリエでは対応できなく
なり、芸大コースが使っていたアトリエと交換することになった。
パーテーションといっても、ドアもなく本当に「つい立て」のようなもの
だった。コースは違っても科が同じならば、多少声が漏れたりしても気に
ならなかったのだが、油画と同居となるといろいろと問題点が見えてきた。
油絵具がデザイン科の作品につきかねないし、溶き油のにおいが気になる。
あのにおい、なれてくると快感(?)なんだが、嫌いな人にとっては徹底
的に駄目だ。なんとか環境を整えなければならないと、パーテーションと
ドアを増設して、完全にアトリエを分けることにした。授業に影響の出な
いように、工務店に無理を言って連休中に予定を入れてもらった。
職人さんは、お昼もとらずに一気に仕上げた。これで、多少のにおいや物
音も気にならなくなるだろう。本当なら電気関係も一緒にやる予定だった
が、それは手配がつかなかったため後日に。大きなことはなかなか出来な
いが、小さなことから少しずつより良い空間を作り上げていきたい。
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アトリエごとに入り口が分かれました。