松戸美術会44回展

2018年1月2日

2012/01/11
10日は「松戸美術会44回展」の搬入&オープニングパーティー(新年会)でした。例年よりも多くの新会員および新準会員を迎えての展覧会だったのですが、搬入および展示作業はまずまず滞りなくできました。最初に、新メンバーの紹介をやったのが良かったのかもしれません。
夕方からのパーティーには本郷谷市長にも出席していただき、文化行政にかける熱い思いも聞く事ができました。レクリエーションのダーツゲームも盛り上がって、楽しい会となりました。
ただ、乾杯の前の大御所先生の演説はちょっと重かったかなと思います。松戸美術会を立ち上げて、ここまで引っ張ってこられた先生です。いろいろ思い入れもあるでしょう。
しかし、現実問題として松戸美術会のバックボーンである松戸市展の出品者は年々減ってきています。そして、次代を担う若手といえる30代以下の世代はごく少数です。そういった層に出品してもらうためには、運営している側の我々の意識を変える必要があると僕は思っています。
大変な苦労をされてきた事は重々承知していますし、絵描きの先輩として尊敬もしています。しかし、今の時代にそれを前面に出して「お前らも苦労しろ!」というのでは、もともと帰属意識の低い人は離れていくばかりです。市展の目録に出品者の詳細な住所を掲載している問題と同様に、世代間ギャップを感じました。
持続可能な組織の運営とは、かくも大変なものなのかとあらためて感じたひとときでした。
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