松延隆「モノクロームの世界」

2018年1月3日

人形町Vision’sで開催中の松延隆「モノクロームの世界」にお邪魔しました。作者の松延隆さんとは10年以上前に仕事の関係で知り合い、それ以来のお付き合いです。出会ってから何年かは毎年のように個展を開催されていて、作品を拝見する機会も多かったのですが、主な発表の場所だった「真木・田村画廊」の閉廊を機にしばらく発表活動から遠ざかっていました。
発表の機会が無いと、つい制作がおろそかになり、作品づくりをやめてしまう人が多い中、松延さんにとってのその期間は、純然たる「充電期間」で、作品制作は連綿と続けていました。「もう作品がたまってきたからそろそろ個展を…」ということでの、今回の発表となったそうです。いつも締めきりに追われて制作している自分が少し恥ずかしくなりました。
以前はアクリル絵具を何層も重ねて行くことで真っ黒な画面をつくるという、かなりミニマルな仕事をされていましたが、今回は愛娘や花といった具体的な対象を巨大に引き延ばしてモノクロームで描いた作品群が並んでいました。
題材といい、手法といい、ある意味非常にシンプルな作品なんですが、作者曰く「締め切りに追われること無く、納得いくまで描き込んだ」だけあり、会場は作品の裏側に積み重ねられた時間の厚みのようなものを感じ、とても豊かな気持ちに慣れる空間でした。会期は18日土曜日までになっています。
ギャラリーのサイトはこちら。展覧会の紹介サイトはこちら。(期間が過ぎたらリンクが切れてしまうかもしれません)
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