松戸市美術展審査

2018年1月3日

今年は美術会理事の役割として、市展の洋画部の審査に審査員として立ち
会った。まず一般出品の271点を審査。第1審では全作品を1点ずつ審
査員席の前を通し、1人でも挙手があったら残すことにする。第2審では
5点ずつ並べ、審査員18名のうち5人以上の挙手で候補作をしぼる。
最終的に第5審まで行って全受賞作を決定した。10時過ぎから始めて約
3時間半。限られた時間の中で、各審査員の意向をくみながら精一杯の公
正な審査を行った。今年は図録に出品作すべてが掲載されることもあり、
例年以上に力作が集まったので審査していても力が入った。
昼食後、今度は過去の受賞者の中から選ばれた招待作家の作品26点を審
査した。この中から記念賞と市展賞を選ぶ。この2名は松戸美術会会員に
推挙される。一般出品の審査以上に厳しい目で行われ、ほぼ全会一致で2
点が選ばれた。この後すぐに展示作業。本当に一日がかりの重労働だ。
これらの作業は、すべて美術会会員のボランティアで運営されている。担
当課の職員も、その熱意に感じ入ったようで、スケジュールを変えて作業
終了後の会合に出席してくれた。行政に対する不満は人により色々あるだ
ろうが、こうした交流の中から風通しのいい関係が作れればと思う。