表現・コミュニケーション
2007/04/29
前日の嵐が嘘のようによく晴れた日曜日。この日、新松戸中央公園で恒例のフリーマーケットが行われました。日用品の販売だけでなく、屋台や子どもの遊びのコーナーなんかも出て、なかなかにぎやかです。
会場の中央には特設ステージがあり、民謡や舞踊、生バンドの演奏など様々な出し物が演じられます。アトリエの学科授業で国語と小論文を担当してもらっている「ぶんぶん」さんもバックバンド(?)を引き連れてオリジナル曲を歌いました。
ステージの善し悪しは横に置いて(あっ!前回聞いた時のより、ずっとうまくなっていましたよ!!)詩と曲はとてもすばらしいものでした。じっくり聞きながら、「ああ、この人は言葉の人なんだな」と改めて認識しました。
彼女の曲はきっと「伝えたいことがあるから、それを言葉にする。より強く伝えたいからメロディーをつける」と、とてもシンプルな生まれ方をしているような気がしました。だからこそ歌の上手下手よりも、根っこの「伝えたいこと」に引き込まれたのだと思います。
彼女は、ストリートでも歌っているそうです。「表現したい」「コミュニケーションしたい」という衝動に素直になれば、それもきっと必然なのでしょう。アトリエに通ってくる学生達は、視覚を通じて表現し、コミュニケーションしていく訳ですが、根源は同じ。ただ先生としてだけ接するのではなく、「言葉による表現者」としての彼女からも何かを感じ取ってくれればと思います。
ディスカッション
コメント一覧
>「伝えたいことがあるから、それを言葉にする。よ>り強く伝えたいからメロディーをつける」
全くそのとおりです!さすが、お見通しですね^^
曲をつけることで、一瞬にして伝わるパワー。
直接人の何かに訴えるような力。だからこそ
言葉だけの、ゆっくりと知性や論理を通して
伝わることのよさも、再認識させられます。
どちらも、深いものなのだと思います。
いろいろダメダメなことはありますが、
でもあのフリマの日をとおして、また少し
何かが見えてきた気がしています。
仕事も音楽も、根っこでは同じだから。
アトリエの生徒さんたちにも、何か少しでも
いいものを伝えることができたら、嬉しい限りですねぇ。ありがとう!