おかんき

2018年1月2日

2009/11/14
月曜日に祖母の葬儀を終え、火曜日に帰京しました。田舎では、喪中の家は四拾九日まで、「おかんき」といって毎日親族がお経をあげるしきたりになっているのですが、わが家には仏壇もないので、とりあえずメモ用紙に祖母の戒名を書いて、床の間において臨時の仏壇にしました。
しかし、お経を上げようにも、わが家に「おかんき」のアンチョコ(在野の信徒があげやすいように、簡略化し、ふりがなも振ったもの)もありません。子ども時代に亡くなった父方の祖父の四拾九日まで、兄弟でさんざんあげたとはいえ、今となってはさすがに空では唱えられません。
わざわざ実家から取り寄せるのも手間なので、ネットに落ちているだろうと、「おかんき」で検索すると、最初に出てきたのが<「おかんき」って何ですか?岡山県倉敷市に住む義弟から初めて聞いた…>というページ。内容は<「おかんき」というものが倉敷地方にはあるらしいが、そこに住む義弟に聞いても訳がわからない。>というものでした。
記事を読んで、ビックリしました。職場のスタッフに聞いても、どうやらそういった習慣は関東にはないそうです。その他にも、出棺のときに、四隅を持つ担ぎ手の頭に梵字を書いた三角巾をつけたり、「死に水」を故人の口に「しきび(榊かも?)」をかいして与えたりというのは、他の地域ではない独特の様式のようです。いや、知らないことって多いものです。
とりあえず、赤穂の某寺院のHPから般若心経のPDF書類をダウンロードして印刷。それを使って、フルバージョンではないまでも中3の娘や妻といっしょにお経をあげています。
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今日の一枚。カブ
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日記

Posted by hideta