必修科目

2018年1月3日

週明けに多少の引き落としがあるので、自分の口座に入金するため三井住友銀行にいきました。ところが、ATMは通帳を受け付けてくれません。それどころか土曜日は預け入れにも手数料がかかるとのこと。「預け入れ」って言うのは、銀行に我々がお金を貸し付けるということじゃなかったかしら?別に残高不足になる訳ではないので、どうでも良いと言えばそうなんですが、何となく「あんたがたにとっての商売ってどういうことなの?」と感じました。
さて、2月9日付けの記事に書いた授業時間数のことですが、2月10日の日経新聞「ニッポンの教育」という連載でもあつかっていました。現在の学習指導要領は明治期から引き継がれているもので、必修科目については各学会や業界団体からの圧力で増改築を繰り返し、根本的な改革には至っていないということです。教育再生会議の掲げる授業時間の10%増についても詰め込み教育時代に「振り子が元に戻るだけ」と冷ややかな意見もあるそうです。
個人的には世界史よりも日本史を、小学校の英語早期教育よりは国語を優先させるべきだと思いますが、その人のおかれた立場によってそれも違ってくるでしょう。また僕たちはぜひ必要だと思っている美術、図工教育にしても、中には義務教育の中で教える必要はなく、画塾や図工教室で習えば良いと考える人がいてもおかしくありません。
人生の諸々の判断いおいて、未来永劫有効な正解などありません。前例を参考にしながらも、その都度自分の頭で考え、指針を決めて、行動を起こさなければなりません。テストの点数に現れる成果も大切ですが、良き人生を送るために必要な学力(人間力といった方が良いかも)を身につけるために、国家としてどういったサポートができるのかといった立場に立った議論が必要だと思います。
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日記

Posted by hideta