ＷＢＣ優勝
ＷＢＣで日本チームが優勝した。日頃、野球を見る方ではないのだがこの
日は別。相手のミスに乗じて先制し、継投もあたって楽勝ムードかと思い
きや、中盤一気に詰め寄られ一点差。あわや逆転負けかと思った、９回に
突き放すというスリリングな展開につい引き込まれてしまった。
とにかくよく走るチームの対戦だった。守備もうまい。ピッチャーも速球
派、軟投派それぞれの持ち味を出していて、工夫次第でパワーに対抗でき
るのだという感じを持った。そして、一つのミス、ファインプレーでこう
も流れが変わるものか。ハラハラドキドキの３時間半だった。
僕の持っていた野球のイメージは「試合が長い」「走らない」。ようはス
ポーツらしいスピード感に欠ける退屈なものといったところだった。一発
勝負のトーナメントの決勝ということもあったのだろうが、今日みたいな
試合が多くなれば、野球の人気も盛り返す気がする。
サッカーのワールドカップの第一回大会の優勝国としてウルグアイがその
名を残すのと同じように、日本の名前がＷＢＣの歴史に刻まれたというの
は素晴らしいことだ。問題点も指摘されているが、何事も継続することが
大切。日本も第一回優勝国としてリーダーシップを発揮してほしい。
