やりたいこと

2018年1月2日

2011/12/25
学びの場が多様化している現在、美術大学受験を看板にしている我々のところにも、高校生だけでなく、大学生や社会人からのお問い合せが多く寄せられます。中には、カルチャー教室ではもの足らないので、さらに上のレベルで学びたいという社会人の方も居ます。
「一生学び続けたい」という意識は良いと思うのですが、残念ながら関東圏の美術専門大学で社会人入試を行っているところはほとんどありません。一般試験では高倍率ということもあり、実技、学科ともハードルが上がってしまいます。なので、そういう方には通信教育や夜学、あるいは専門学校を勧めるのですが、それに納得しない方には、どう接したら良いのか困ってしまいます。
将来、アートやデザインの世界で活躍したいというのであれば、短大や専門学校卒で頑張っている人はいっぱい居ます。アトリエの特別講演会に来ていただいた森本千絵さんはムサ短のグラフィックからムサビ視デへの編入だし、大塚いちおさんや池田晶紀さんは専門学校の出身です。
「大学、短大、専門学校」すべて玉石混合だとは思います。しかし、アトリエで紹介している短大や専門学校は、4年制大学に引けを取らない指導スタッフとカリキュラムをもっているところです。受験予備校としてはいわゆる難関校を勧めるのが常ですが、状況によってお勧めは変わってきます。必死に考えた上での提案を否定されると、なんだかガッカリしてしまいます。
多分、ハードルをあげることで自分が挑戦出来ないことを無理矢理納得しようとしているのでしょう。しかし、専門の学校に入るということは、プロフェッショナルを目指すということ。そして、プロフェッショナルは仕事を選べない。趣味の世界とプロフェッシャルの世界は全く違うということはわかって欲しいし、専門の学校に行くということはプロになることだということを理解して欲しいと思います。
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