武蔵野美術大学造形ファイル
2009/11/26
前回のエントリーで「揮発性油の紫外線による性質変化」と書きましたが、いろいろ調べてみると、「酸化による樹脂化」というのが正しい表現でした。以前、テレピンを窓辺においていて、気がつくと水っぽくなって油絵具と混ざらなくなった経験があったので、日光のせいだと思い込んでいました。いやいや、物ごとはちゃんと調べないといけません。生徒さんにも話したことなので、今度の授業日に訂正しなければ…。
この件について、ネットで調べている時に「武蔵野美術大学造形ファイル」という美術用語の解説集を見つけました。通信教育課程が運用しているそうなのですが、これがとてもよくできています。さすがムサ美です。
全部で300を越える用語が登録されていて、まだ増え続けています。各項目について1500字程度の解説文と解り易い画像がついていて、おまけに印刷用のPDFファイルもあります。さっそく「テレピン」のページをダウンロードして印刷。木曜日のクラスの生徒さんに講義をしました。
いつもは、制作とそれについてのアドバイスが授業の主流なのですが、こうした印刷物があると、知識を身につけるための講義もやりやすくなります。教育機関で自由に使えるということなので、どんどん活用していこうと思います。
今日の一枚。ラッキョウとタカノツメ
