恐怖!?

2018年1月3日

2007/07/11
予備校と名のつくところは、基本的には「よりいい学校に行きたい」と願う学生、保護者の要望をかなえるために運営されているので、どうしても、「~しなければ○○大学には行けないぞ!」といった、結果に対する恐怖心をもとに動機づけを行うことが多くあります。
何事も土台となる部分があってのうわものですから、基礎的な造形力をつけるいわば修業期間として、自らの技術的な欠如を他から指摘されるという経験は必要です。ただ、あまりに技術面を重視するあまりに「表現者としての自己の確立」とか、「表現行為そのものの喜び」を軽視したり「そういったことは大学に入ってからやればよい」と、無視するのはどうかと思います。ところがこういう予備校は、結構あるようです。
表現活動は、人が生きていく上で欠かすことのできない根源的な欲求です。表現者としての自分と本当の意味で向き合い、さらにアートを通じて、社会にどうか関わっていくのか。そして自分がどのような活動によって社会に利益を生み出すのか。そんなことまで考えていける学生達であってほしいと思っています。
にほんブログ村 美術ブログへ にほんブログ村 教育ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ 芸大美大・美術高校受験 アトリエ新松戸