美術高校受験クラススタート

2018年1月3日

2006/09/02
2学期の初めての土曜日。土日コースでは本格的に美術高校受験クラスがスタートしました。中学3年生のクラスは、1学期のうちは、午前だけ、あるいは午後だけの3時間の授業時間だったのですが、これからは1日通しの6時間授業になります。中学生にとっては結構ハードだと思いますが、美術高校に進学するのであれば、この時期にそのぐらいの経験をしておいてもいいのかなと思っています。
初日の今日は、鉛筆デッサンを行いました。モチーフは、ガラスのポットとブリキ製の貯金箱が3つという、形態としてはシンプルですが、その分狂いの目立ちやすい難しいもので、よく見比べて可能な限り形を直すというところに重点を置きました。
この日が初めての授業だった生徒もいたので、鉛筆の削り方、カルトンの使い方、イーゼルとモチーフとの位置関係、描くときの姿勢など、基本になることを一緒に担当している学生スタッフにレクチャーしてもらい、実技スタート。こういった基本をおろそかにすると変な癖がついたり、伸びが悪くなるので気をつけなくてはいけません。
途中、はかり棒(自転車のスポーク)をつかって、見た目の長さや角度を確認する方法も紹介し、とにかく見比べながら正確な形を探るように指導しました。授業の終わりの頃には疲れてしまって、結構くたくたになったようですが、最初はそんなものです。これを繰り返すことで「絵を描く体力」がついてきます。来年の受験まで、期間は限られていますが、しっかりとした基礎力をつけてほしいと思います。
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