面接の練習

2018年1月3日

2006/01/08
冬期講習会中に「中学生冬休み実技講習」を開講した。12月中に4日間、
1月に4日間の日程。受講していたのは、ほとんどが今年の2月に美術高
校を受験する中学3年生だ。初めて受験を前に、慣れない環境の中で緊張
した面持ちで、デッサンや水彩画の制作に取り組んでいた。
最終日の7日には模試形式の授業を行った。教室に入るとまず座席抽選。
開始の合図から3時間、各自の受験校に合わせた課題を制作した。途中に
面接も行うので、正味の制作時間は2時間半といったところか。まだ、時
間内に仕上げられない受講生もいるが、これからの「伸び」に期待だ。
面接の練習をしてみると、色々なことが見えてくる。中学生くらいだと、
大人に聞かれても、なかなか自分のことを素直に答えられなかったりする。
わざと悪ぶったり背伸びをしたり…。「面接は自分をどうやって相手にア
ピールできるか試されるもの。ごまかしは禁物」と、語りかけた。
当たり障りのない出来合いの答えよりも、ぶっきらぼうでも自分の意見を
発信している方が信用できる。それも自分を肯定したうえで「次はなにを
やりたい」というスタンスであればなおさらだ。面接試験も、絵を描いた
りするのと同じ「表現活動」ととらえて、次のステップに進んでほしい。