中学生クラス・鉛筆の持ち方

2018年1月3日

先週、ちゃんとした筆の持ち方ができるように訓練的な課題をやった。学
生に無理強いする手法をとるため、正直なところためらうところもあった
が、その成果は現れたと思う。☆「中学生クラス・筆の持ち方」それに気
を良くして、今度は鉛筆デッサンで同様の課題に取り組んだ。
まずはB3の画用紙を、可能な限り真っ黒に鉛筆で塗る。ただし「鉛筆を
持つ手に鉛筆の粉がつかないこと」というルールをもうけたので、自ずと
鉛筆を長く持つ事になる。普段握り持ちをしている学生にとっては、先週
に引き続きかなりストレスのかかるシチュエーションだったと思う。
僕としては「もう少し黒く出来たのでは?」と思ったが、彼女たちなりに
午前中いっぱいかかってようやく画面を塗り終えた。それからセットされ
ているモチーフのバレーボールにスポットライトがあたっているように、
練り消しゴムを使って描き起こしていく作業に取りかかった。
鉛筆や筆の持ち方を指導される事に、抵抗を感じる子もいるだろう。だれ
しも、慣れ親しんだ方法を変えるのはいやがるものだ。しかし、次なるス
テップに進むために変えなければならない事もある。豊かな表現力を身に
つけるため、ここを乗り越えていってほしい。
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ただ鉛筆を塗るのではなく、筆圧による変化も感じてもらうように指導しました。