中学生夏休み実技講習(その1)

2018年1月3日

今日から中学生を対象にした「中学生夏休み実技講習」が始まった。これ
は県立松戸高校の芸術科開設に呼応する形で、昨年から立ち上げた講座だ。
対象は、受験目的の3年生だけでなく、美術に興味のある中学生とした。
しかし昨年は県立松戸高校受験希望の中学3年生2名だけの受講だった。
2年目の今年は、県立松戸受験希望の3年生が3名。あとは中1、2、3
年生各1名ずつ。受験のためのノウハウ取得だけでなく、美術の世界に本
格的に触れてみたいと言う目的での受講が増えてきた。6名といっても昨
年の3倍(!)。多少なりとも認知度が上がってきたのだろう。
受講生の親御さんの中には「中学の美術の授業や美術部の活動が、期待し
ていたものとはかけ離れていた」と訴える人もいる。美術の時間数が削ら
れ、授業自体の密度がどうしても薄くなってきているのだろうか。知人の
美術教師からも、そんな苦悩を聞くことがある。
見方を変えれば、その数は少ないとはいえ、我々、民間の教育機関にそれ
だけの期待をかけてくれていると言うことにもなる。この期待に応えなけ
ればならない。たった3日間の講習だが、受講生に美術の世界に「どっぷ
り」はまるきっかけが与えられたらと思う。