ムーラン・ルージュ

2018年1月3日

「ムーラン・ルージュ」のDVDを観た。19世紀から20世紀に変わろ
うという時代のパリ、モンマルトル界隈のナイトクラブを舞台に、作家志
望の青年と高級娼婦との出会い、恋、そして死別を「愛」をテーマにした
数々のロックナンバーを交えて描いたミュージカルだ。
物語はモンマルトルの安アパートに主人公クリスチャン(ユアン・マクレ
ガー)が越してくるところからはじまる。そこで、ボヘミア気分に満ちた
隣人たちと新時代のミュージカルを作り上げ、ムーラン・ルージュの看板
ダンサーのサティーン(ニコール・キッドマン)を通じて店主に売り込む。
この隣人の中には、画家のロートレックもいるという設定。配給は「20
世紀フォックス社」だけあって全編英語。世紀末のパリで英語をしゃべる
ロートレックにはさすがに笑ったが、これもまたご愛嬌。そういったこと
が気にならないよくできた映画だった。あらすじの紹介はこちらから。
公爵のもとにサティーンが行ったことで、クリスチャンが嫉妬に苦しむ場
面でポリスの「ロクサーヌ」が使われていた。この曲を知ったのは中学生
のころ。春を売る女性を愛する苦しみ。時間を重ねて分かる意味もある。
もちろん僕はナイトクラブや娼婦とは縁のない生活をしていますが…。
にほんブログ村 美術ブログへ