COLOR OF 10

2018年1月3日

日本橋の「DIC COLOR SQARE」で開催中の「COLOR OF 10~色で語る10人のクリエーター達」を観てきました。この展覧会は「大日本インキ化学工業株式会社(通称DIC)が主催していて、会場もDIC本社ビルの1階にあります。昨年は「色彩をもっと身近に感じよう」というテーマだったそうですが、今年はそこから一歩踏み込んで、「色で語ろう、伝えよう」をテーマに10人のクリエーターに、色を感じるイメージブックを提案してもらうというものでした。
専門外ということもあり、デザイナーと呼ばれる方々の仕事には正直疎いところもあるのですが、この展覧会には10月1日に特別講演をしていただいたデザイナー、アートディレクターの森本千絵さんも、出品されているということで、楽しみ半分、勉強半分で伺いました。会場には筑波時代の先輩「北川一成+GRAPH」も出品されていて、何とも懐かしい感じがしました。
10人のクリエーターの展示内容は、「本」というメディアの制約があるにもかかわらず、透過光や蛍光インクを使ったりして、その人ごとにバラエティーに富んでいました。その中でも、森本さんの「イロニンゲン行動学」は、異彩を放っていました。
ブースには「一人一人自分の好きな色を選んだ80人の人間が自分の色を身にまとい、ひとつの場所に集合する。そして一定の時間を同じ空間で過ごすうちに、身につけた色によって彼らに生まれる変化、行動の傾向を観察・研究するとどのような結果が出るのか」<~イロニンゲン行動学 in COLOR OF 10~フライヤーより抜粋>。というコンセプトで、9月23日に某スタジオで行われたイベントの映像が流れ、その記録としてイメージブックが置かれていました。
061020_01.jpgアトリエの学生も何人か「イロニンゲン」として参加していることもあり、親しみを持って観ていると、たぶんこのイベントに関わった人と思われる女性が、熱心に同伴の友人(会社の後輩?)らしき女性2人に、いかにその現場が楽しく、面白かったかを、一生懸命に語っていました。その姿を見ていると、いろんな人を巻き込んで作品を作り上げていく森本さんの魅力を再認識させられる思いでした。
来場者の投票によって、最も人気の高かった作品案を会期終了後に商品化するとのことです。僕も投票してきました。さて、どの作品が書籍として流通うすることになるのでしょうか?楽しみです。会期は11月7日まで。
にほんブログ村 美術ブログへ にほんブログ村 教育ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ