新象展レセプション

2018年1月3日

僕の所属する新象作家協会の展覧会「第48回新象展」が始まった。会期
は6月1日から10日まで。会場は東京都美術館だ。今回は130号を2
点出品した。あわよくば両方とも展示してもらえればと思ったが、残念な
がら1点のみ。審査される側にいる以上、仕方がない。
第1室から順番に見ていくと、今年は一般出品者にも力作が多い。これで
は入賞や2点展示は、かなりの難関だ。自分の作品は入り口から一つ階を
あがった12室に展示されていた。「やはり、評価がよくなかったのか?」
とぼんやり考える。と同時に「負けていられない」と発奮した。
一昨年知り合ったSさんが今年会員に推挙されていた。おめでたいことだ。
お祝いを言おうとレセプションの参加手続きをしている時、受付の女性か
ら「岩崎さんじゃないですか!」と声をかられた。会員のAさんだ。これ
まで面識はなかったが、絵は覚えていてくれたらしい。うれしいことだ。
ずいぶんと評価してくれていて、重鎮の先生方や友人にも紹介していただ
いた。不思議なもので、Aさんをはじめ、僕の絵を覚えていてくれる人は、
僕が以前から気になっていた作家が多い。やはり何か共通するものがある
のだろうか。ともかく、来年への勇気がわいてきた1日だった。