ユーバー デン ベルク −山をこえて−

2018年1月2日

2011/10/08
奥さんの出演する<ダンスカンパニーノマド〜s & ブリックワン プロデュース企画「秋の素 冬の素」ユーバー デン ベルク −山をこえて− scene#2 アカウンタビリティ>を見てきました。会場は千駄木のブリックワン。ずっとお世話になっているノマド〜sのスタジオです。
今回の出演者は笠井晴子さん、田上和佳奈さん、岡村泰子さん、ノマド〜s の熊谷乃理子さん、同じく池宮中夫さん、そして岩崎一恵。今回メインを務めた笠井さんは筑波大学の約20年後輩ということになります。
公演はプログラムに書かれた笠井さんのテキスト「赤を消しておくれよ。それとも私のブルーで染めてしまおうか。」にあるように、「色」をキーワードに振り付け、演出、各種舞台装置などが構築されているようでした。
笠井さんやサブでソロをとった田上さんの動きも素晴らしかったのですが、第2幕での照明効果が特に印象的でした。レッドとシアンのフットライトと舞台奥に吊るされた赤い白熱電灯によって、赤い空間に一部だけ鮮やかなブルーの影があらわれたり、また、その逆が起こったり。色彩学的には基本的な現象ですが、そのタイミングと面積比がテーマのテキストに合致していて、引き込まれました。
後半で熊谷さんが登場すると、他のダンサーとの動きの質の違いが目につきました。スピード感というか、落ち着きが全く違うのです。さすがは大御所。喩えは悪いのですが、なんというか、ボスが出てきた感じです。あれをひとつの流れの中に違和感なく組み込むのは、きっと大変なんだろうと思いました。
遅い夕食に立ち寄った食堂でもう一度プログラムを見直してみると、笠井さんはEテレの「モリゾー キッコロ 森へいこうよ!」でレギュラーを張っているとのこと。さすがに上手い訳だと納得しました。11月の公演では、今度は岡村さんと岩崎がメインを張るとのこと。「うちのお母さんは大丈夫かいな?」と、娘といらぬ心配をした帰り道でした。

ユーバー デン ベルク −山をこえて−

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日記

Posted by hideta