展覧会廻り
2011/09/20
昨日は院展(日本橋三越)→行動展・新制作展(新美術館)→AshentecO展(アトリエOGの村田さんの二人展・吉祥寺MONOギャラリー)をはしごしました。作品が多すぎて、一点一点じっくり見られないのは公募展の難しいところですが、先輩や後輩、友達、教え子の作品を見るのは、刺激になります。
でも、新制作展を見ているとき、特に抽象傾向の作品の並ぶスペースではなんだか良くわからなくなりました。みなさん力作だし、アカデミックな絵画としての成立要素を満たしているのですけど、「だからなんなの?」という疑念に答えられるのかな?というような思いが湧いてきました。これは、多分、自分の作品も同じです。
あと、院展の「下から光線」にも「なんだかな〜?」という感じを受けました。通常上から降ってくる光線が下からあたればそれは斬新なイメージが得られますが、それがひとつの展覧会で何作もあれば、なんだか単なる流行のように感じてしまうのが人の常でしょう。
いろんな傾向に対して「ダメ出し」をして、「脱絵画」のような表現に踏み出すのも理屈っぽくていやだし…。と、全く自分の立地点が定まりません。それを肯定していいのか、否定するべきか。悩んでいるのか、ただボーッとしているのか?
ディスカッション
コメント一覧
同感です。どんどん脱して下さい。別に理屈っぽくなくてもいいんです。
神作さん。
コメントありがとうございます。脱するというよりもとにかく前に進みたいです。焦らず、出来ることから一歩ずついきます。