藝大主席

2018年1月2日

2012/01/14
横浜で開催されている東京藝術大学先端芸術表現科の卒業制作展に、基礎科の学生と指導スタッフが課外授業としていってきました。受験テクニックや過去の名作を理解する事も大切ですが、現在進行形のムーブメントに触れる事は、これからアートやデザインの世界に足を踏み入れようとする学生たちの成長にとって、欠かせない事だと思います。
アトリエ新松戸では、毎年芸大に卒業生を送り込んでいます。先端芸術表現科にも何人かのOBがいるのですが、今日引率したスタッフから、デザイン工芸科&総合受験科OBの有坂さんが大学院を主席で修了する事になったと聞き、とてもうれしく思いました。
有坂さんはアトリエ在籍中から、溢れんばかりの造形衝動と最後までやりきる気力で一目置かれる存在で、自由制作展でもグランプリを獲得していました。しかし、その強力な個性のため、まわりからクレームを受けた事もあり、卒業して6年になる今でも、本当に印象に残っている学生です。
就職については言葉を濁していたという事なので、フリーランスの『ものつくり』として、多分これから活動していくのでしょう。でもそれでやっていけそうな予感はあります。いつか、後輩たちにアートの現場を語ってもらえる日がくる事を楽しみにしていたいと思います。
彼女のユニット
「最後の手段」
http://www.saigono.info/
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