開かれた個

2018年1月2日

2009/11/04
アトリエでは受験生だけでなく、カルチャー教室として、一般の大人の生徒さんにも指導を行っています。目的が違うので、必然的にアプローチ方法は当然変わってくるのですが、基本的な理念は「自ら考えて、自分なりの表現をすること」。それは変わりません。
しかし、趣味のカルチャー教室という性質上、生徒さんはいろんなことを要望してきます。可能な限り、対応しようと努めてはいますが、何から何まで、手取り足取り教えてくださいといわれると、ちょっと困ってしまいます。
大人の教室ですから、あれがダメ、これがダメとはあまりいいません。それがかえって、「サービスを受けたい」という気持ちにそぐわないようで、中には、さっさとやめていく方もいます。そういう方を見ると、自分たちの力不足を感じると同時に、「もうすこしお互いに情報交換できる時間を持てたら違ったかな?」と思うことがあります。
いま、学校での美術教育におけるキーワードは「開かれた個」だそうです。表現活動を通じて、自己中心ではなく、他者を思いやる心を身につけるということだそうです。アートは自分自身で完結するものではなく、他者を巻き込んで生きていく日常生活そのものです。やめていった方々もそういった側面を少しでも感じてもらえたなら、もっとたくさんの成果を持ってかえってもらえたのにとおもいます。
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今日の一枚。青森産ニンニク
娘には何故か「宇宙人みたい!?」といわれました。
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