バレーボール大会

2018年1月2日

2009/05/23
090523_01.jpg5月21日夕方から、松戸市運動公園体育館でアトリエ新松戸受験部のバレーボール大会を行いました。デザイン・工芸科(このクラスは人数が多いのでA, B2チームになりました)、油画科、総合受験科、基礎科、各科対抗で、トーナメント方式で優勝を決めます。今年はデザイン・工芸科のAチームが優勝でした。
高校生の多くは定期テストのど真ん中ということで、欠席が多いのではと気をもみましたが、ふたを開けてみれば、ほぼ全員が参加。現役美大生のOBも参加してくれてして、充実したイベントになりました。
美術予備校でスポーツ大会というと、単なるレクリエーションと思われがちです。親御さんや高校の先生から、「実技の授業がないのなら休ませます」なんて連絡も入ったりしました。確かに、そういった側面もあります。いわゆる「ガス抜き」。が、日頃交流の無い浪人生(昼間部)と現役生(夜間部)が同じチームで力をあわせること、また他のクラスと試合をすることで、親睦を深め、クラスとして、予備校全体としての一体感をつくりあげて行くことは、授業を運営する上でとても大切なことなのです。
美術予備校の授業時間は、一般の学科のそれと比べとても長いです。昼間部で月曜日から土曜日まで毎日6時間。夜間部でも3時間の授業を毎日か週3日行います。おまけに、いくら受験のためとはいえ、絵を描いたり立体を作ったりすることは表現活動です。どうしても自分の素を出さなくてはなりません。となると、必然的にアトリエはいわば生活の場に近い存在になります。
受験というと個人戦と思われがちですが、実は気持ちよく制作できて、かつ、お互いに良い刺激を与えられる環境作りが何より大切だと、僕は思っています。そして、その為には「上手」「下手」といった、ひとつの価値観に則った競争だけではなく、お互いの違いを認め合えるだけの、信頼関係の構築と、ものつくりとしてのキャパシティーを広げることが必要になってきます。
ちょっと大げさになりましたが、このイベントはそのための第一歩。試合中、日頃とてもおとなしい男子学生に「○○ファイト~!」なんて声をかけたり、入学したばかりの新人が溌剌とプレーしている姿を見ていると、「目的はある程度達したかな」と思いました。とはいえ、テスト間近ということで泣く泣く参加をあきらめた学生もいます。すこしでも参加し易い環境を作るのも大切です。来年はもう少し時期をずらして会場をとれるよう、くじ運をつけよう!(今年はくじで負けました・すまぬ、現役生達!)
当日の様子は、6月に入ってからアトリエのニュースページで紹介する予定です。
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