100号ゼミ公開講評会
2007/07/14
受験部の1学期も14日が最終日。午前中の大掃除のあと、各クラスごとに今学期を総括する授業を行いました。内容はクラスごとに実技コンクールや個別面談など様々だったのですが、油画科の昼間部は100号ゼミで制作した作品をアトリエ内に展示たうえで、作者がプレゼンテーションする「公開講評会」を行いました。
100号の大作を描ききるには、構成力、描写力、そして発想力とかなりの力が必要です。油絵をはじめて1年や2年では、鑑賞に堪えられる作品にはならないのですが、今年は学生の質が高く、このまま中央のコンペや公募展に出しても十分に評価されるのではないかという作品が、並んでいました。なんだか、自分のことみたいにうれしかったです。
「公開講評会」も、講師が一方的に作品の批評をするのではなく、作者がまずデザイン科やこの日授業のあった土日受験科の学生、さらにはカルチャー教室の生徒さんたちの前で制作意図を語り、その上で参加者全員で対話しながらすすめていきました。作者自身漠然としている作品のイメージを言葉にすることで、次なる展開がよりいっそう明確になったようです。
受験で描くのはせいぜい20号くらいまでです。ましてや、プレゼンテーションはありません。しかし、この時期にこういった経験をすることで、制作者としての土台づくりがより強固なものとなります。この100号ゼミは、他の予備校ではやっていないアトリエ新松戸・油画科のオリジナル授業です。これを活かして、どんどん伸びていってほしいと思います。
授業の様子は「アトリエ新松戸・油画科ブログ」でも紹介されています。
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