美術系進学説明会1

2018年1月3日

受験部の学生やその保護者、近隣の高校生を対象にした「美術系進路説明
会」を開催した。会は僕の挨拶と基調講演から始まり、アトリエOBであ
る現役大学生による質問会。同じくOBのデザイナーとデザイン工芸科主
任の対談。各コースごとの分科会という盛りだくさんの内容で進行した。
基調講演では「ニートと呼ばれる無職の若年層の増加に現れているように、
企業の求める資質と、求職者のそれの間に乖離がある。美術やデザインに
たずさわる人間としては<学歴>をつけて安心するのではなく、<本質的
な造形力>をつけることが求められている」という話をした。
社会にとって必要な人材であれば、どこの会社に入ってもやっていけるは
ずだ。そんな人間を目指して、自分を磨くことに執心してほしい。大学受
験を生業とする予備校側が言うことではないかもしれないが、つい安易な
方法論に流されがちな自分たちへの戒めも込めた、正直な気持ちだ。
大学全入と団塊の世代の大量退職開始という、大きな波が2年後に迫って
いる。そんな中で、美術と教育に関わる環境がどうなるのか、全く予想が
つかない。だからこそ、夢を持って理想に向かって進んでいきたい。そん
な思いからつい話に力が入り、10分オーバーでバトンを渡した。続く
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70人を超える参加者の前、ちょっと緊張しながらの基調講演でした。