白亜地
2009/12/22
冬至の今日は、受験部の冬期講習会の年内期間の中日ということで、受験科の学生たちはお休み。ちょっとのんびりした空気の中で、カルチャー教室の授業と制作に取り組みました。多くの高等学校では今日が終業式ということなので、明日から多くの現役生が講習会に参加することになります。
カルチャー教室は今日が年内最後の授業となりました。最後の講評会の中で生徒さんから「イラストと絵画作品の差はどこにあるのでしょう?」という問いかけがありました。その時は、作品制作の過程で絵画空間を優先的に捉えるかどうかという点に、自分自身は軸足をおいているという話をしました。
しかし、後から考えてみると、そんなに主観的で難しいところではなく、絵画作品はそれ自体で自立しているのに対して、イラストレーションはあくまで素材の一つだということが言えるのではと気が付きました。新年の授業でもう一度生徒さんに問いかけてみようと思います。
指導と同時進行で、作品の下準備もやりました。昨日の内に、綿布の張り込みは終わっていたので、「白亜地」と呼ばれる白色塗料を塗りました。塗料の配分は、膠液1に対して、重質炭酸カルシウム1、チタニウムホワイトの顔料1、水が2~3というものです。
刷毛の方向を変えながら、側面に1回、表面に3回塗ることができました。明日は、側面と表面に各1回ずつ塗って仕上げたいと思います。
※今日は制作過程の画像はありません。塗料を塗っただけなので、白いだけですから。
今日の一枚。四川豆板醤
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