エスキース2

2018年1月3日

2006/04/27
パネルの下準備と同時進行でエスキース。とはいえ、自分の制作に専念で
きる訳でもなく、昼間はアトリエの日常業務が山のようにある。フル回転
で経理関係のルーチンワークをこなし、自分の受け持ちの教室の指導をし
て、学生がかえった9時くらいからようやく本格的な制作に取りかかれる。
それでも、学生が帰った後のアトリエを制作スペースとして使えるので、
空間的には恵まれている。大学のように教官ごとの研究室を作れればと思
うが、悲しいかな我々は零細民間企業。公的資金も入ってこなければ少子
化による競争激化の中、そういった部分は後回しになってしまう。
愚痴はさておき、今回のエスキースは実験の意味合いが強い。それ自体の
完成度よりも、本番でどのような手順を踏めば良いのか探っている。基本
的には偶然性に頼らず描くということか。いままで、けっこう技法的な効
果に頼ってやってきたので、その反省も込めている。
この日はエスキースに卵黄テンペラを用いて色彩をくわえた。描き進めな
がら、それまで気がつかなかった問題点を発見。「流れ」と「渦」という
画面全体を統轄する二つのムーブマンに全く絡まないタッチがある。慎重
にすすめてみるものだ。さて、搬入日に間に合うのだろうか?
060427_01.jpg
卵黄テンペラによる着彩。水彩とは又違った描き心地です。
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制作記録

Posted by hideta