好適環境水
2008/08/16
帰省したときに岡山駅でびっくりする光景を目にしました。なんと、一つの水槽の中にシマアジとコイが一緒に泳いでいたのです。
魚には体内と水中の塩分濃度の違いにより、淡水魚は水分を取り込みすぎないように、逆に海水魚は塩分を取り込みすぎないように浸透圧を調整する機能があるので、同じ環境で共存することは出来ないはずです。しかし、間違いなく目の前の水槽の中で群れをつくって泳いでいたのです。
説明書によるとこの水槽は、岡山理科大学や倉敷芸術工科大学を運営する加計学園が、「釣りバカ日誌18」の岡山ロケを記念して設置したものらしく、中には水にわずかな電解質を加えた「好適環境水」という不思議な水が入っているということでした。
人工海水に比べはるかに生産コストがかからず、なおかつ海水で育てるのに比べ生育も早いということで、養殖に応用が期待されているそうです。世の中いろんな研究をする人がいるもんだなと感心しました。詳しいことは加計学園のホームページから。
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