展覧会って何なの?
2012/08/27
アトリエ新松戸受験部では、9月16日17日の自由制作展にむけ、大掃除を行っています。学生をA班、B班の二つにわけ、今日はA班のメンバーで302と303教室、それに廊下の一部にワックスがけを行いました。みんなの協力により、思いのほか作業が進み、展覧会当日はきれいな環境を来場者に提供できそうです。明日のB班もしっかりがんばってほしいと思います。
アトリエ新松戸の自由制作展では、来場者の投票によってグランプリおよび順位賞が決定します。そして、グランプリから3位までには「賞金」が支払われます。「賞品」ではなく「賞金」です。そこには、「どうにかこれから発表し続ける人間になって欲しい」という意図が含まれています。
来場者の投票=人気投票のようなものです。それは芸術的な価値を計る上で適当でないと言う方もいるでしょう。しかし、これからものを作って発表することを生業にするためには、生活費も含めて収支とんとんまでは何とか持っていかなければなりません。作家=個人商店と考えれば、まずは身内でも友達でもお店に来てもらって、そこで気に入ったものがあれば購入していただき、そのまた友達に伝えてもらうと言う口コミ作戦も必要になるはずです。
さらに、お客さんのまばらな商店より、にぎわっているお店の方が財布の口が緩みがちになるのは、高校生でも経験済みでしょう。なので、「とにかく人を呼びなさい。そして呼んだ人に見られて恥ずかしくない作品を作りなさい」と発破をかけました。アトリエの自由制作展は、これまでに彼ら、彼女らが経験してきた文化祭や学園祭とは違うステージの入り口だと認識してくれることを願っています。
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